「一般社団法人 全国優良石材店の会」の2020年に1都3県を対象に行ったアンケート結果によると、散骨の一般認知度はすでに87%になり、弔い方法の中ですでに大きな柱になったことがわかります。実際に散骨を経験した人や依頼した人はわずか2~3%ですが、今後、自分や家族が散骨をすることについては約50%が賛成しており、ますます散骨という葬送方法が普及していくものと想定されています。
今まで散骨が行われた場所では、海への散骨が45.9%、山林への散骨が21.6%、その他への散骨が27.0%、不明が10.8%という結果が出ており、海洋散骨が最も多いことがわかったのと同時に、その他と不明を合わせると37.8%にも及んでいることには驚きでした。
日本全国の年間の死亡者数から換算しますと、1年間で国内の海に散骨された遺骨の数は年間で約25000人、山林に散骨された数は約9000人と推計できます。ただし、散骨専門業者は、そのうちのほとんどが、海洋散骨専門であり、山林散骨を取り扱う散骨業者が極端に少ないことも影響していると考えられています。
アンケート調査を行った「一般社団法人 全国優良石材店の会」では、将来、散骨人数が10倍以上に増える可能性もあるとの見解を持っており、今までのお墓の在り方自体が変わっていくとの認識を示しています。
参考引用:全国優良石材店
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