霊園や墓地には、公営、民営を問わず、それぞれの管理規定があります。一般的には、名義人から6親等以内の親族までが納骨可能と決められていることが多いようです。6親等とは、自分から見て、いとこやひ孫までの広い範囲がカバーされていることになります。
日本には、かつてあった長男家督制度がありました。長男がすべてを引き継ぐという考え方に基づいた制度でした。旧民法第970条第2項には、家督相続の同順位内に該当者が複数いる場合、同順位内で親等が同じ場合は、男子を優先する旨の定めがありました。相続に関しても、戸主が死亡または隠居した際に長男が単独で地位や財産を相続するという家督相続制度がありました。時代が流れて考え方も変化したことで、現代では廃止されています。 その時代には、次男は別にお墓を購入して、新しい家を作っていく事が多くありました。それは、人口増加時代だから成り立つ習慣でしたので、現在では到底考えられないことになっています。そして、現在では多様な考え方に基づいて、誰が一緒にお墓に入るかということにも、自由に選択できる時代になっています。
「嫁に行った娘は入れないのか?」との質問がありましたが、答えは「YES」です。入れます。苗字が変わっていても親族であることには違いはありません。「〇〇家」と書かれているお墓に入りずらいという気持ちもあるかもしれませんが、規定では問題なく入れるのだということはご理解いただいたほうが良いように思います。
★「散骨山」では、基本的に合祀になりますが、オプションとして、プライベート用の散骨区画も販売しています。こちらは、墓主が許可さえすれば、誰でも散骨することができます。ペットちゃんのご遺骨も、仲の良かったご友人のご遺骨も自由にそのスペース内で散骨をしていただくことができます。
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